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2007年07月01日

5つの視点:リーダーシップ

リーダーシップの重要性は誰しもが認めていますが、その考え方は千差万別です。
PFCが考えるリーダーシップの本質は、次の3点です。
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(1)リーダーシップは生き様に立脚するものである
(2)リーダーシップは育てるものである
(3)ファシリテーティブなリーダーがますます重要になる

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(1)リーダーシップは生き様に立脚するものである
「スキルさえ身につければ誰でもリーダーになれる」ある著名な大学教授の言葉です。

はたしてそうでしょうか?
われわれPFCも「誰もがリーダーになりうる」と考えています。
しかし、それは「スキル」だけの問題ではありません。「スキル」はリーダーにとって強力な武器ではありますが、「道具」に過ぎないからです。
リーダーシップは「思い」「信念」「価値観」にの上に立脚してこそ、発揮されるものなのです。リーダーシップを考えるということは自分の生き様を問うことであるといっても過言ではありません。

(2)リーダーシップは育てるものである
「リーダーシップはスキルではない」と言いましたが、「リーダーは育てられない。天性の資質だ」とということでは決してありません。思い・信念・価値観といったものは、熱心に探求することではじめて明らかになり、さらに強めていくことができるからです。そして、リーダーは、常に謙虚に自分自身の言動を振り返り(客観視)、自分の心の動きを顧みる(内省化)ことで、自分を磨き続けることが求めらます。
これは厳しく孤独な作業ですが、ひとりで抱え込み過ぎず、メンターや身近な同僚や友人、プロのコーチ、などの助けも借りれば、すべての人にリーダーへの道が開かれるでしょう。
逆にいえば、そうすればリーダーを育てることができるのです。

(3)ファシリテーティブなリーダーがますます重要になる
もちろん「思い」がひとりよがりだったり、「価値観」が時代遅れだったりしては、人はついてきてはくれません。今の時代に必要とされているのは「ファシリテーティブなリーダー
シップ」です。
不透明な未来、課題の複雑化、メンバーやそのモチベーションの多様化など、現代の状況がファシリテーティブなリーダーの出現をあと押ししてきました。ファシリテーティブなリーダーは、個々のメンバーを尊重し、自立を促し、チームの力を信じるといった「思い」を持っています。

2007年07月31日

5つの視点:バリュー

どんな組織にも必ず「その組織固有の価値観(バリュー)」が複数存在します。また、社員一人ひとりも必ず「個人の価値観(バリュー)」を持っています。「組織の価値観」は、社員一人ひとりの「個人の価値観」と深く関わりあいながら、社員の行動や組織の方向性に大きな影響を及ぼしています。従って、組織の価値観の存在に気づき、それらを明確化し、個々人の価値観とベクトルを合わせていくことが、組織特有の力を最大限に発揮することにつながるのです。

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1)バリューの明確化が競争力につながる
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2005年に発表されたブーズアレンハミルトンとアスペン研究所の研究結果によると、企業の経済的価値の実現には、
・バリューへの社員の姿勢
・意思決定へのバリューの反映
・バリューの組織への浸透
などがきわめて強い相関があることが明らかになっています。

その理由についてPFCは次のように考えています。

(1)企業の独自性が明らかになり、その企業の提供する価値を求めているお客様から選ばれやすくなる(他社との差別化)
(2)企業にとっての優先順位が明確になり、困難に直面したときや現場レベルでの意思決定がスピーディに行われる
(3)社員にとって、日常業務がより意味深いものとなり、働く意義を実感できる。それによる労働意欲の向上や定着率の改善が期待できる(エンゲージメントの強化)

そして、コンサルタントのマイケル・ヘンダーソン氏は、20世紀前半はMBI(Management by Instructions)すなわち命令による管理の時代、20世紀後半はMBO(Management by Objectives)すなわち目標管理の時代、そして21世紀はLTV(Leading through Values)すなわち価値観・信念によってリードする時代であると主張しています。

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2)個人個人のバリューを明らかにすることが不可欠
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これまでは、組織の価値観に関する取組みといえば、「どのような文言で表現するか」「どのような価値観を打ち出すか」あるいは「いかに社員に組織の価値観を覚えさせるか」といったことばかりに主眼がおかれてきました。

しかし、まずやらなくてはいけないことは、社員一人ひとりが自らの価値観を明確にすることなのです。なぜならば、「組織の価値観が、自分の価値観に合致している、あるいは関連している」と認識して初めて真の意味で価値観の浸透が可能になるからです。

価値観の共有(Shared Value)とは、「社員に価値観を与える」のではなく、「社員ひとりひとりの価値観を引き出し、組織の価値観と結びつける」こと。社員自身の価値観が引き出され、社員自身が組織の価値観と結びつけることを行い、そして、社員自身それを再び自分の中にしまうことで、バリューははじめて浸透するのです。

「自分のところのような大きな会社で、ひとりひとりの価値観を引き出すというようなことが可能だろうか?」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。しかしIBMで、数万人の社員が自社のバリュー規定に参加した「バリュージャム」のことはご存知の方も多いのではないでしょうか。大企業においても、この考え方は有用なのです。

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3)バリューの洗い出しに様々な手法を駆使する
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個々人の価値観を明確にする重要性が理解できたとして、「あなたの価値観は何ですか?」と聞かれてスラスラ答えられる人は滅多にいません。また、会社の価値観を規定するにも、一部の人間が「これがわが社の価値観です!」と決めてしまっていいものでしょうか。組織の価値観にせよ個人の価値観にせよ、価値観の洗い出し・抽出作業には、様々な工夫や仕掛けが必要です。

PFCでは、研究や実験を重ね、個人の価値観を引き出すバリュー・インタビュー手法、チームの価値観を洗い出すグループインタビュー手法、組織全体の価値観を規定するワークショップ手法などを編み出し活用しています。また、個々人の価値観を調査・分析した上で組織全体や階層別・部署別の傾向を洗い出すITツールも入手しました。